【鍋割山】ただひたすら鍋焼きうどんを食べに行くだけの登山

 鍋割山、行ってきました。鍋割山といえば、歩荷と鍋焼きうどんが有名です。鍋焼きうどんへの熱い想いが汁とともに弾ける……!

山行記録

大倉~鍋割山(二股経由) 日帰りピストン

2017/10/27
メンバー:1人(単独登山)
コースタイム:6時間37分
休憩時間:30分
水の消費:0.7 L

4:30自宅発⇒7:03大倉バス停⇒8:30二股⇒9:15後沢乗越⇒10:20鍋割山 昼休憩30分
11:35後沢乗越⇒12:20二股⇒13:40大倉バス停

 鍋割山と言えば鍋焼きうどん。うどんと登山のコラボに某県民歓喜! 鍋焼きうどんは果たして丹沢のソウルフードとなるのか。食べログでも紹介されていますが、需要はあるのか。

 Googleで「鍋割山荘 鍋焼きうどん」を検索すると、笑ってしまうくらい大量の鍋焼きうどんの画像が出て、ものすごいインパクトがあります。考えてみたら山荘で名物売ってるとこってなかなかないんですよね。例えば赤岳鉱泉はステーキが有名ですが、鍋焼きうどんとはまた種類が違うような……。

 さて、今回はピストンで登りましたが、本当は鍋焼きうどんを食べた後、金冷シから塔ノ岳まで縦走し、大倉尾根を使って下山する計画でした。しかし、道の途中で落とし物をしてしまったため、急きょ来た道を引き返すことにしたのでした。

 大倉バス停から二股までは平坦な林道を4キロ歩くことになります。林道は何の面白みもありません。紅葉も特に綺麗でもありません。表丹沢県民の森の駐車場に車を止めれば、林道をショートカットすることができるようです。しかし、二股を抜けると沢沿いを歩くことになり、ここから一気に面白くなってきます。沢がある登山道は楽しい。

 登山道の後半に急登がありますが、大倉尾根ほど長さはありません。適度な速さで登れば休憩もそれほど挟まなくても大丈夫でした。

交通アクセス

新宿方面から電車でのアクセス
小田急 新宿駅渋沢駅
渋沢駅北口バス停2番乗り場から大倉へ
往復運賃:1,760円

車でのアクセスもできるようです。その場合、表丹沢県民の森駐車場を利用すると良いでしょう。林道をショートカットすることができ、コースタイムを短縮できます。

旅の記録

1.起床~山頂まで

 朝、四時起床。前日の就寝時間は十二時でした。かのナポレオンはショートスリーパーだったという逸話が有名ですが、四時間睡眠は無理。こういう時は目が覚めても、「うわクソネミ……二度寝しよ」ってなって二度寝します。Twitterで山に登ると予告しておいて行かないのはだいたいそんな理由です。

 ですが、今回はちゃんと靴を履くところまで頑張りました。最近外に出てないので、久しぶりの登山ということもあるし。


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 ああああああああああああーーーーー!!!!!!!!(おはようございます)

 前回と同じく、平日なのに登山客は多め。丹沢は人気ありますね。バスを降車しておしっこ!!!を済ませ、どんぐり山荘で登山届を提出します。

 今回はレンズはEF24-70mm F4L IS USMの一本のみなので、かなり身軽です。ザックはいつもの40リッターを背負ってきましたが、中身もタオルと予備の着替えを入れただけ。荷物が少ないっていいですね。それと、念のために熊スプレーも持ってきました。

 クマに対して過剰にビビリなのは、三ヶ月に一度は必ずヒグマに襲われる夢を見るからです。丹沢にもクマはいまぁす!!!

 バスを降りたほとんどの人が大倉尾根の方へ歩いて行くようでした。二股方面へ向かうのは自分と、あと二、三人くらい。やはり人気、塔ノ岳。


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 指標がありました。登山口への道は調べてなかったので有り難き。バス停から西方面の道路に向かい、西山林道の入り口まで歩きます。朝方のこの付近の住宅地は本当に静かです。途中にゃーんと遭遇しましたが、こちらに見向きもしないまま行ってしまった。うわー! どうか行かないで……。


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 車道を道なりに歩き、大倉方面へカーブするところで細い道に左折します。近くに牧場があるのか、牛の鳴き声を背に雑木林の中へ。まだ朝方ですが、鳥の鳴き声も聞こえず静かです。気温も思っていたより低くて寒い。


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 少し歩くと丹沢大山国定公園の看板が見えます。ここまで約20分程。


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 西山林道は登りがなく、平坦な道をひたすら歩きます。周りの木々も針葉樹ばかりで紅葉も見れません。西側に面しているため、朝方は陽が差し込みません。写真映えもしない景色が続きます。登山者が少ない理由がなんとなくわかったかも。

 オラ、オラ、林ばっかりでオラ……もう……(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )


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 あらやだァ~~可愛いお花。


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 ブログとしてもあまり書くことがありませんでした。二股までは1時間20分。単独登山なので話し相手もおらず、黙々と林道を歩きます。こんなときラジオがあれば。音楽プレイヤーやラジオ、今度から携帯しても良いなと想いました。

 大倉尾根とは違って、こちらのコースは沢が多いのが気になりました。林道の途中にも、小さな沢が数本流れていました。


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 この辺りから登山道っぽくなります。橋を渡って向こう岸へ。結構水量が多く、落ちたら膝までずぶ濡れになりそうです。

 林道もほぼ終点です。やはり緩急無ければ登山は楽しくないですね。


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 落ち葉がせき止められてあちこちでダムになっています。


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 落ちたら膝までずぶ濡れになりそうです(二回目)。


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 (☝ ՞ਊ ՞)☝丹沢は秋にこそ光り輝く……

 丹沢は新緑か紅葉の時期に美しい姿を見せると聞きます。実際、紅葉の丹沢は丹沢っぽく、すごく丹沢しています。歩いていると、木々の間からちらりと紅葉が見えました。日当たりの良い所の木々は赤や黄色に色づいています。


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 ものすごく広々とした道に出てきました。人も少なく、開放感溢れる登山道。落ち葉も舞っていて良い感じ。

 ここで写真を撮っていて気がついたのですが、ピクチャースタイルの設定をずっとマニュアルにしていました。「風景」だと青空がくっきり写せるのですが、このため道中の写真は彩度が薄めです。カメラを買って随分経ちますが、未だ使いこなせていません。

 この前のカメラ、PENTAXとの相性がよかったのかもしれません。


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 ここまで来ました。丹沢にはこのように、ボランティアで水を山頂まで運ぶクエストが与えられます。水を運んでも鍋焼きうどんが安くなったりすることはありません。完全に腕試しのたぐいです。

 山頂まで運んで! を要求されているのは水の入ったペットボトルだけではなくて、10リッター以上のポリタンクや割れ物の鍋、キッチンペーパー等があります。

 うどんの麺すら人力で山頂まで運んでいます。多い時には1日600食も完売するそうですが、その分だけ麺を上に運んでるというわけですか。

 僕は荷物も少なかったので、4リットルほどのペットボトルをザックに突っ込みました。ペットボトルはへこんでたりして、重さも形も様々です。


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 ここからずっと登りの道になります。平坦な道はほぼありません。


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 後沢乗越までの登りの道が個人的に好きでした。里山っぽい雰囲気を残しつつ、茂みが少ないので見晴らしがよい。道も整備されているので登りやすい。

 この辺りで、気温が上昇してきて、数名の方が上着を脱いでいました。


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 登ってきた道を上から見下ろす。後沢乗越までは、それほど登りが続くわけではありません。


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 ユクゾッ


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 一気に標高を上げています。山頂に向かって左手は東、富士山が見える方向となります。始めのうちは、隣の山に隠れて見つけることができません。


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 丹沢と言えばこの風景。富士山よりも街を見下ろす感じが好きです。改めて思いますが、駅からさほど離れていない土地にこのような山があるというのは面白い。

 向こうに半島のようなものは、伊豆ではなく真鶴半島です。訪れたことはありません。おそらくはダイビングなどが盛んだったりします。


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 山頂に着いた!

2.山頂~帰路


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 ( ՞ਊ ՞ )┸┓ワァーあああああああああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


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 山小屋の中は息が白くなるほど寒く、うどんの湯気がもくもくと立ち上り良い感じでした。運んできた水は山小屋内のポリタンクに移し、鍋焼きうどんの注文はカウンターに置かれている用紙に名前と人数を書き込んで行います。

 鍋焼きうどんは鍋の中の汁がぐつぐつ煮立った状態でお盆ごと渡されます。外に持ち込んで食べるのもOK。こぼしたらえらいことになりそうだなとぼんやり考えていました。

 うどんの具は盛りだくさん。カボチャの天ぷら、ナルトにネギ、シイタケ、ナメコ、とエノキ茸が入ってる。歯に詰まるエノキ茸。外はそこそこ寒いのでどんどん汁が冷めていきます。


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 山頂に到着した登山者ほぼ全員が鍋焼きうどんを頼んでいるのを見るに、休日はすごいことになりそうです。平日でよかった。

 天気が良いのでアルプスの山並みが見えます。いつか登ります。


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 /^o^\オッス! わいは富士山! 世界遺産や!

 塔ノ岳よりも富士山が大きく見えると思ったら、そういえばここは塔ノ岳よりも東にあるからか。やはり富士山は巨大な方が良い。山梨の山で見るともっと大きいんでしょう。

 さて、思ったより早くうどんを食べ終えてしまったので、時間がたっぷりありました。計画に沿うならこの後塔ノ岳まで縦走する予定でしたが……。どっかで熊スプレー落とした。ワオ!

 熊スプレーは高いです。めちゃクソバリンボリンに高額です。一本1万円以上はするんですね。それを落としたとなれば、さすがに拾いに戻らないわけにはいきません。落とした場所はだいたい検討がついていたので、来た道を引き返すことに。

 時間はたっぷりあったので、行きの道ではあまり撮ってない紅葉の写真を撮りつつ帰りました。


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 あった。

 やはりここに落としていました。後から来た方が、親切にも、わかりやすい位置に置いてくれていました。どなたかはわかりませんが、ご親切にありがとうございました。


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 灯油19リッター。ひえっ。

 ちょうど正午を過ぎたあたりですので、日差しは西日に傾きつつあり、麓の登山道にも陽が照ってきました。紅葉も照らされすっかり秋映えする風景に。


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 よさみ~。

登山を終えて

 その後、特に何事もなくバスに乗り、新宿まで戻ってきました。一人の山行の場合は飯屋や温泉にも立ち寄りません。下山時間が早かったので、夕焼け小焼けの放送が流れる前に自宅に帰ることができました。

 鍋割山、二股を経由するコースはなかなか楽しかったです。沢沿いを歩けるのが新鮮。登りも適度で、景色もそこそこ。友だちを連れてまた登りにいきたいと思います。

 全体的に、登山での写真の撮り方が下手なので、やはりブログ用の写真はレフ機を持っていく必要はないなと感じています。その点で考えればコンデジは軽くて便利だし、欲しいなあ。

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