北と日記

北海道在住の大学院生のブログ

【八甲田山】火山、湿原、森林、高山、4つを1日で味わえる登山

 青森旅行2日目、岩木山(下記事リンク)に登った翌日は、八甲田山に登りました。連日の山行です。


pliocene-coast.hatenablog.com


 この日は曇りもなく、ガスもなく、コンディションがとても良かったです。山登りで快晴になったのは初めての経験です。テンションあがりました。

 山の感想としてはほぼタイトル通り。こいつは良いぜぇ!

 天候は穏やかでしたが、ハプニングが多い登山でした……。具体的には熊鈴を落としたりメガネを友人宅に忘れたり。



Panorama


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山行記録


△八甲田大岳

2017/9/24

鰺ヶ沢村出発(7:00)⇒酸ヶ湯温泉(8:50)⇒仙人岱ヒュッテ(10:35)⇒八甲田大岳山頂(11:30)12:05発⇒大岳鞍部避難小屋(12:20)⇒上毛無岱展望台(13:20)⇒下毛無岱展望台(13:40)⇒酸ヶ湯温泉(14:25)

コースタイム:5時間35分
休憩時間:35分

水の消費:2.0 L

メンバー:2人(自分、O氏)

 この季節、山頂で長めの休憩をとるにはウィンドブレーカー等防寒具が必須!

 ほとんどの人が山頂を降りた後の避難小屋で昼食をとっていました。そりゃそうか。向こうはベンチがあるし。広いし。

 山頂はといえば、めちゃくちゃ風が強くて、じっと座っていると体がどんどん冷えていくのがわかった。やべーと思って急いでウィンドブレーカーを着ると、一気に暖かくなった。気温はさほどではない。風が問題。

 あれじゃあバーナーも点火できないんじゃね、とか思った。

 水の消費は珍しく少なかった。実際、2Lも飲んでないのでは? と思う。500mLのペットボトル日本でも十分な気がした。汗をかくのは大岳山頂に登るルートくらい。その手前にある仙人岱ヒュッテで水を補給できた。



旅の記録


 混浴の千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉が麓にある。ここの駐車場に車を停めて出発。

 朝7:00という遅い時間の出発なので、駐車場満車を覚悟していたけれど、運良くおっちゃんがスペースを開けてくれたので駐車できた。サンキューおっちゃん。


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 八甲田山なのか八甲田大岳なのか。八甲田山霧ヶ峰と同様、連邦の総称のようなので、気にする人は気にするかもしれません。ロープウェーを利用する人は、赤倉岳をまず登ることになります。

 最初、どこに登山口があるのか少し迷いました。


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 鳥居をくぐって入山します。山にある鳥居がむっちゃ好きです。

 見てわかると思いますが、最初は樹林帯を徐々に徐々に高度を上げていく道のりになります。こういう道は退屈に感じがちだけど、八甲田の場合は少し違った。うまくは言えないけど、尾瀬の樹林帯ともまた違う道のり。火山ガスで頭がラリってた可能性もありますが。


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 秋の実りがたまらんゾイ。環境破壊はきもちいいゾイ。


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 これは動物のうんちですね。なんの動物だろう。テンかイタチかな? という予測を立ててた。


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 おそらく雪で枯れたかもしれない木。ここら一体は豪雪地帯ということで有名ですね。

 八甲田の森は、歩いてると色んな匂いがしたんですよね。一つは腐乱臭。硫黄じゃなくて硫化水素ガスの臭いです。二つ目は、ブルーベリーガムみたいな謎の臭い。同行者O氏は「誰かがケーキでも食べてるのかな?」ってメルヘンなことを言ってましたが、そんな感じの甘い臭いでした。きっとベンゼン環の何某なんだろう。


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 硫化水素ガスが出てるので、当然こういうエリアも出てくるわけです。

 植物の不毛地帯ができてるわけですね。樹木の間にぽんとこんな場所が現れるのです。非常に面白い。


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 少し進むと地獄谷に到着します。ここから道が火山ぽくなって来ます。


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 立ち込める火山ガスの臭い、岩盤に付着した地衣類や硫黄。硫化水素は人体に有害なので(というか単純に臭い)長居はしないように気をつけつつ。まあ、極端にガスの臭いが濃い場所以外は、正直そんな神経過敏にならんでも大丈夫だと思うのですが。


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 この白い花はシラタマソウだかなんだかという名前らしい。シャッターチャンスを逃したので、こんな三軍落ちみたいな写真しか残っていませんでした。ブログにのっける写真は極力レタッチがんばりたいとは思うけど、数があるのでどーもね。Flickrの方しか気合入ってません。今度からこういう写真はJPEGで撮って出ししようかな。


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 仙人岱で休憩&水分補給ができます! 休憩所の写真撮り忘れたけど。みんなここで大岳の写真撮ってたね。カメラはペンタックスオリンパスが多かったです。

 それで、この後からいよいよ山頂に向けての道になります。最初の方は道幅が狭いので、人が詰まります。

 暫く登って木々が無くなり、視界が開けると、まだ山頂でもないのに素晴らしい景観!


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 樹林帯、湿地帯が広がってるのがわかりますね。仙人岱周辺も湿地帯でした。湿地の植物も紅葉するんですね。


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 山頂近くの泉。水生昆虫とかいっぱい棲んでそう。確かサンショウウオがいるとかなんとか。ここを通り過ぎたらほんとにあとちょっとです。おばあちゃんなんかはハァハァ言いながら、「あと二時間……?」と言ってたけど健脚者なら20分もかからないほどの距離です。


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 今回の登山では三脚を担いでいったので、HDR撮影に挑戦してみました。でも、普通に撮ったほうがよかったなこれ。こうして三軍落ちの写真が量産される……。HDR撮影機能の使い所がイマイチわからんねん。そもそもRAWで出力してくれないしなあ。HDRってどうやって使うんやろう。

 山頂では昼食のおにぎりがぶっ飛ぶほどの勢いで風が吹いていました。ウィンドブレーカーを着ないとジワジワと体力が削られてくのがわかるほどでした。

 でも僕らは山頂でご飯を食べました(岩の陰で)。

 さて、大きな登りはここまでで、後はぐんぐん高度を下げていく。コースタイムを見るとわかるように、避難小屋まではあっという間です。山頂での風も嘘だったかのようにぴたりと鳴り止みます。


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 避難小屋のすぐ近くに赤倉沼が見えます。ここでロープウェールートと合流します。

 お昼時だったのでものすごい人でした。


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 いよいよメインの湿地帯に突入。木道が古びて、ときどき浸水してたのが面白い。


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 上毛無岱展望台から下毛無岱まで行く途中の階段で見た景色がめちゃくちゃ綺麗だったな。みんなもそこで立ち止まって写真を撮るもんだから、なかなか列が進まなかったです。目の前に下毛無岱の湿原がぐんと広がってるんですよね。iPhoneのシャッターが火を吹いてるその横で、オリンパスニコンが咆哮を上げていました。ぼくはキャノンです。なぜかまたソニーはいませんでした。

 しかしこれ構図が悩ましいですね。


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 下毛無岱展望帯に到着すると、湿原はほぼ終わり。酸ヶ湯温泉までは再び樹林帯の中を歩くことになります。さっきまで高山、湿原を歩いていたこともあり、行きの道よりも退屈に感じられました。

 それと、写真は撮ってないですけど湿原で結構な数のバッタを見ました。休憩して腰を下ろしていたら、なぜか執拗に顔面めがけてジャンプしてくる。怖すぎ。


 酸ヶ湯温泉に着くと、簡易足洗い場があって、混みますが靴を洗うことが出来ます。結構親切です。

 登山後に温泉ですっきりできるというのも良い。そりゃあ人気でますよねこの山。

 ちなみに、僕らは混浴の方じゃない湯に入った所、客が全然いなかった笑 ということは皆千人風呂の方に流れていったのだろうか……。

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