北と日記

大学院生の多趣味奮闘日記

AI ハリーポッターがやばい

 アメリカのアーティスト集団Botnik Studiosが、ハリーポッター全7巻をAI(人工知能)に食わせ、予測入力キーボードを使って吐き出されたのが下記の文章。驚いたのは、話はめちゃくちゃだけど理路整然としていて、起承転結が整っていること。この物語でも、ハリーが問題を解決する⇒学校の大ホールで大円団という、見慣れた構図ができあがっている。学生が一夜漬けで書いたレポートよりはストーリーができていると思う。

 物語の中身はかなり滑稽だ。電車で読んでいて、吹きそうになった。"Ron's Ron shirt was just as bad as Ron himself." の意味わからなさとか、しれっと登場したMr. Staircaseってお前誰? って感じだし、デスイーターがキスをして拍手したかと思えば、ハリーが自分の目玉をくり抜いて、ダンブルドアの髪が大ホールを駆け抜け、夏休みを螺旋階段を落ちて過ごすという結末で物語が終わった。何?

 要所要所を箇条書きで書いていくとつまらないから、ネットで公開されている文章を全部翻訳してみようと思った。二番煎じか三番煎じだけど。



 以下、翻訳した公開部分の文章です。


Harry Potter
and the portrait of what looked like a large pile of ash

ハリーポッターと巨大な灰の山のような肖像

第13章 ハンサムなやつ

 ホグワーツ城の庭園が、魔法のように拡がった風のうねりと共に唸り声を上げた。空は、血で満たされたドス黒い天井のようだった。ハグリットの小屋から耳に届いてくる唯一の音は、小屋の家具が立てている、軽蔑的な金切り声だけだ。魔法、それはハリーポッターが好ましく思っているものだった。

 がさがさの一面の雨が強く打ち付けている中、ハリーの幽霊はホグワーツ城に向かって庭園を横切っていた。ロンがそこに立っていて、タップダンスのような踊りを狂ったように踊り始めた。彼はハリーを見つけると、すぐにハーマイオニーの家族を食べ始めた。

 ロンのロンシャツは、ちょうど彼自身と同じように酷い状態だった。

 「君たち二人が愉快にドシドシ歩かないなら、僕は攻撃的になるさ」と、通理をわきまえているハーマイオニーに打ち明けた。

 「ロン魔法はどう?」とロンは提案した。ハリーにとっては、ロンは騒がしくノロマで軟弱な鳥だった。ハリーは鳥のことを考えるのは好きではなかった。

 「死喰い人たちが城のてっぺんにいる!」ロンが泣き言を言ってぶるぶる震え出した。ロンは蜘蛛になろうとしていた。まさしくなるところだ。彼はそれを誇りに思わなかったが、結局、全身蜘蛛まみれになることは避けられなさそうだった。

 「ちょっと」ハーマイオニーが言った。「死喰い人が校舎に山ほどいるのはわかってるでしょう。やつらの会話を盗み聞きするわよ」

 完璧な友達の三人は、城の屋根へ続く扉の外にある踊り場に向かって、素早く移動した。彼らは踊り場にほとんど足を掛けたが、魔女たちは登らなかった。ロンはドアノブに目を向けて、それから焼け付くような痛みを覚えながらハーマイオニーを見た。

 「鍵がかけられている」と階段氏が言った。階段氏はボロボロのローブを着た幽霊だ。彼らは扉を見やり、扉が閉ざされていることに叫び声を上げて、扉に小さな玉と置き換わることを頼んだ。パスワードは「肉牛女」だとハーマイオニーが叫んだ。

 ハリーとロン、そしてハーマイオニーは、醜い死喰い人たちの輪の後ろにひそかに立った。

 死喰い人の一人が言った。「私が好きだということなら、大丈夫」

 「どうもありがとう」と他の一人が答えた。初めの死喰い人が自信満々に前かがみになって、彼の頬に口づけをした。

 死喰い人再びが身を退くと、「お上手!」とキスをされた方が言った。他の全員が礼儀正しく拍手をした。そして、彼らは皆ハリーの魔法をどうにかするための計画を練りだした。

 ハリーは、ヴォルデモートが自分の背後に立っていることがわかった。彼は、大きな過剰反応を感じた。ハリーは自分の顔から目を引き千切って森の中に投げた。ヴォルデモートは何も見ることができなくなったハリーを見て眉を上げた。

 「ヴォルデモート、あんたは邪悪で卑劣な魔法使いだ」ハリーは激怒して言った。ハーマイオニーが勇気づけるように頷いた。背の高い死喰い人が、「ハーマイオニーはダンスの仕方を忘れた」と書かれたシャツを着ていたから、ハーマイオニーはその死喰いの顔に泥を塗り込んでやった。

 ロンがヴォルデモートに杖を投げつけた。皆がそれを賞賛した。ロンはにっこりした。ロンはゆっくりと杖に手を伸ばした。

 「ロンはハンサムだ」ハリーはぶつぶつ言い、しぶしぶ自分の杖に手を伸ばした。彼らが一つか二つ呪文を唱えると、緑の閃光が吹き出し死喰い人の頭を撃ち抜いた。ロンはしりごみした。

 ハリーは、ハーマイオニーの顔にホットソースを塗りながら「もうそんなにハンサムじゃなくなったな」と考えていた。今や死喰い人たちは死に、ハリーはかつてないほど空腹を感じていた。

 ***

 大広間は、悲しみにうめくシャンデリアと、石造建築について書かれた書物で流しを飾っていた巨大な司書で溢れかえっていた。ネズミの山が爆発した。長いカボチャがいくつかマクゴナガルの上に落ちた。ダンブルドアが学校に現れ、彼の髪がハーマイオニーそばを走り去った。

 ハッフルパフの豚は巨大なウシガエルのように躍動した。ダンブルドアは豚に微笑むと、豚の頭に手を乗せて言った。「今はお前がハグリットだ」

 「僕らだけは他と違う。やつが僕らを追い出すことはない」ハリー、ハーマイオニー、ロンは声を揃えて言った。

 ホグワーツ城の床材は、魔法の巨大建造物のように見えた。ダーズリー一家はこの城を訪れたことはないし、「ハリーポッターと巨大な灰の山のような肖像」の話の中でも、ここに来ようとしたことはなかった。ハリーは周囲を見渡すと、残りの夏休みは螺旋階段を落ちて過ごした。

 ハリーは大声でわめいた。「ぼくはハリーポッターだ。そいつは素敵だ、闇の魔術は心配したほうがいいぞ!」

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