北と日記

北海道在住の大学院生のブログ

富士五湖冬キャンプのすすめ

 2018年1月4日、アニメ「ゆるキャン△」が放送された。タイトルはゆるいキャンプの略らしい。キャッチコピーは「きっと、空でつながっている」。アニメが放送されたことで、全国のオタクも空でつながってしまった。第一話ではキャンプ場が登場するが、昨年ソロキャンプをした浩庵キャンプ場がモデルになっているようだ。ちなみに、キャンプ場の受付には、昨年の時点で原作漫画が置かれていた。既に何人かのブロガーが、聖地巡礼と称して本栖湖を訪問していた。

 自分にとっても、浩庵キャンプ場は、去年のクリスマスにソロキャンプデビューを果たした思い入れの深い場所だ。また行きたい。


yurucamp.jp


 本栖湖はもともと、「千円札の裏の富士山」で有名なスポットだ。元になった写真は岡田紅陽の「湖畔の春」。他のブログ記事によれば、三万枚を越える富士山の写真の中から選ばれたという(どこ情報?)。写真の逆さ富士は、湖面に波が無く、穏やかな気象の元で撮影できるが、面積が広く水深が大きい本栖湖では稀にしか見られない。この1枚を写すため、岡田氏は何度も中之倉峠を登った。彼が本栖湖を訪れた時に常宿としたのが浩庵だ。ロッジの中には岡田氏の足跡が残っている。


Motosuko Lake
PENTAX K-1, HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR


 中之倉峠展望台の登山道入り口付近では、本栖湖と富士山を望む道路沿いにカメラマンが三脚を並べる。三脚はところ狭しと並べられ、隙間がない。時刻は朝の五時頃。だんだんと空が青くなってくる。星の光が弱まっていく。カメラマンたちはポケットに入れたカイロから手を離した。朝日が登ってきた。カメラマンがファインダーを覗き込んで一斉にシャッターを切る。湖面が照らされ、水面が活き活きと輝き始める。

 お金がかかるからか、多くの人は湖畔には降りてこない。湖畔で写真を撮るのは、キャンプ場宿泊者の特権だ。冬のキャンプはちゃんとした格好をしなければ凍えてしまうので、あまり皆行きたがらない。

 対して、精進湖は、冬季は湖畔が開放されているため、本栖湖よりも訪問客が多い印象がある。正午、バスを降りて湖畔に向かうと、巨大なモノポールテントが2棟張られていた。煙突突きのテントは室内で暖房が炊けるため、冬キャンプにおすすめだ。


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PENTAX K-1, HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR


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PENTAX K-1, HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR


 アウトドアやバードウォッチングをすると、よく人に話しかけられることが多い。特に、厳冬期でのキャンプは目立つようだ。その日も3人ほどに話しかけられ、取り留めもない会話を楽しんだ。一人目の男性は、特に目的はないが富士山を見に来ていて、今日は車中泊をするのだと言った。写真を撮りに来たわけでもなく、全国各地を旅してるらしい。他にもこんな話もした――今の若造共は軟弱だ。俺が若い頃は月200時間働いていた――って何の話だ。この話はその日、二度ほど聞いた。へえ、ふうんと適当な相槌を返した。自分は月200時間も労働しないようにしようと思う。

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