北と日記

大学院生の多趣味奮闘日記

‘Super Blue Blood Moon’ Jan. 31 皆既月食に敗北する

 NASA曰く、2018年1月31日の満月は特別で、月の軌道が地球に接近する「ブルームーン」(普段の満月より14 percent明るく見える)、ひと月の中で満月が2巡する「ブルームーン」、皆既月食の際に月が赤銅色に見える「ブラッドムーン」の3つの条件が重なっていた。これがNASA命名「スーパーブルーブラッドムーン」である。

www.nasa.gov

 単独の現象だけで見ると、それぞれの周期は数年程度でしかない。因みに前回の皆既月食は2015年。ただし、この時はスーパーでもブルーでも何でもない、ただのブラッドムーンだった。ただ、これら3つの満月の周期はバラバラなので、今回のように日にちが重なることは珍しいということだ。およそ35年ぶりの天体ショーである(Ref. National Geographic)。

Turquoise fringe eclipse
Sony ILCE-7RM3, ZEISS Apo sonnar T* 2/135 ZE
ISO 800, 135mm, f/4.5, 1/20s
トリミングあり


 本影の縁に現れるターコイズフリンジ。これは、太陽光が成層圏下部のオゾンの通過時に減衰することにより、本影の境界付近が青緑色に見える天体現象だ(Ref. NASA science news)。写真技術の進歩によって発見され話題となったが、フィルムからデジタルに遷移した結果、デジタル写真の特性として撮影されたものだという懐疑的意見も存在する。

 今回、実は、月の撮影は初めてだった。皆既月食の開始時刻に近所の公園に出ると、皆コートを着てぞろぞろと集まっていた。手持ちでは間違いなく厳しいだろうなあということがわかっていたので、適当な場所に三脚を構え、レンズを向けた。超望遠レンズは持っていないから、手元にある一番長いものを使う。だが、焦点距離が135mmというのは、大きなハンデのように思った。さらに失敗したのが、シャッター速度をもっと遅くすればよかったなあということ。星の日周運動を意識して、露光時間をなるべく短くしようと試行錯誤したが、意外にも1秒の露光でも流れないらしい。作例を見ると、露光時間を長くし、ISOを下げ、ノイズの発生を押さえている場合が殆どのようだ。上の写真は、露出を補正している上にトリミングしているので、ノイズキャンセリングを強めにかけており、ディテールが落ちている。

 コツはなんとなくわかったので、次の皆既月食はもっと上手く撮りたい。2年後くらいか。

Partial lunar eclipse
Sony ILCE-7RM3, ZEISS Apo sonnar T*2/135 ZE
ISO 200, 135mm, f/13, 1/80s
トリミングあり


 こちらは月食開始時に撮影した写真。皆既月食中ではないためノイズの問題はなく、トリミングしてもクレーターがはっきり見える。

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